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春が来ました。

更新日:4月26日


とてもとても厳しい冬がようやく終わりを終わりを見せ、新年度を迎えました。


魚沼スッポンの養殖事業は3ヶ月前の2023年12月に初の出荷を迎え、その後は水揚げや梱包、出荷作業、また伝票作業やらでバッタバタでして中々ブログを更新できずにおりました。


書きたい書きたいと思いつつも重い腰が上がらず、今日に至ってしまいました・・・笑



さて、ようやく出荷が始まって4月、はや四半期が過ぎ色々感じたものがあったのでつらつらと書いて行きたいともいます。(写真多めで頑張ります)









前回の記事でも書かせていただいた通り、「雪国新潟ですっぽんを生産する」という事は本当に大変な事です。


夏の餌やり時期は突き刺すような日光の下、泥まみれになって餌やり仕事をしないといけないので本当に大変でしたし、冬に雪が降ると寒さや日光不足で僕もすっぽんも体調崩してしまったり、心身ともに参りました。


また、思ったように大きくならない個体もいるし、この仕事をしているとどうしても避けられないのですが、生き物の死を目の当たりにしなかったりと精神的に参ることも多かったです。




暑さで頭がおかしくなった時の写真。そういえば猛暑の時にTwitterからXに変わりましたね。それに合わせて謎写真撮ったんですが全然バズんなかった・・・(これ8月の時点で800g超えてる超大きいやつ)


ちなみに前回の記事を書いたくらいの時に、仕事が大変すぎて帯状疱疹で2週間も入院しました笑




その時は「餌やりどうしよう?」「会社のあれこれどうしよう」で頭パンクしたんですが、一周回って「終わった笑」でドンと構えてました。


結局、餌やりは中学の時の同級生にお願いして毎日行ってもらってました。因みに今ではアルバイトとして活躍してくれてます。



入院していろんな気づきもあったりで、本当にピンチの時ほど助けてくれる人が現れたり人の優しさに触れられたり、失ったものより得たもののほうが大きかったかも。



いつもお世話になっている人が心配して「井口くんが大好きなもの持ってお見舞い」と。性欲と食欲、確かに一番大切かもしれない。



そんなこんなで「生き物を育てる」という大変さを痛感した昨年度でした。




ひたすら餌やりなど飼育に時間使ったな〜





さて、そして気づけば水揚げの11月。


養殖場に餌やりに行くと「うわでか!」みたいなのがちらほら見えるようになり実った果実を撮りに行くようなワクワクを感じ始めました。



臆病なので目と鼻だけ出してる姿がなんともいえず可愛い。




そしていよいよ水揚げの日。




水揚げの日にはテレビ局さんも来てくださいました。





水揚げの日には1キロ超える大きい近いものが上がってくれました!



この個体の甲羅の血管の感じ、たまらん・・・超かっこいい・・・



この仕事をしていると一番嬉しいのが「でっかいスッポンが上がった瞬間」です。

生産の辛さもぶっ飛ばす立派なスッポン。嗚呼このために餌やりしてきたんだなと。





この日水揚げした一番大きくて立派なものは、燕市の日本料理店様にお出しさせていただきました。



燕市 日本料理 魚幸さん(ミシュランガイド一つ星獲得)


このロゴカッコ良すぎる・・・





魚幸さんは県内で有名な賞をいくつも取られている超プロフェッショナルなお店で、スッポンを出した時に美味しいとおっしゃってくれた時本当に嬉しかったです。



こちらは魚幸さんで食べたすっぽんの丸仕立て。まぁ皆さん、一度行ってみてください。

とてつもない感動の波が押し寄せます。


コースの最後に出てくるデザート。最高でした。ご馳走様でした!




その後も、色々な新潟県内のお店さんにスッポンを使っていただき、タイミングを見つけては僕も食べにお伺いしておりました。




新潟市西蒲区 割烹 渡辺さん(ミシュランガイド一つ星獲得)




南魚沼市 割烹味作さん

南魚沼市でスッポンと言ったら味作さん!

お肉がモリモリ入っていてすっごくリッチなお鍋です



炉端割烹 炭なじ様

茶碗蒸しおいし〜い!

(こちらのお店のご主人は釣りのyoutuberもされていていつも釣りの話で盛り上がったり。)





また、古町のお店にサンプルお持ちした際に、スッポン持って街中をウロウロしていました。恥ずかしかった・・・。






新潟県内の飲食店様に発送させていただくスッポンたち。丁寧に箱詰めしています。

この作業も意外と大変だ・・・。




冬があけスッポンの販売、営業活動が始まりいよいよ「商売」が始まりました。

僕はモノを売ったことがないから営業はド素人。それでも自分でスッポンを持ってお店にご挨拶に行って、お話して、そしてそのお店で食べてみる。


そんな中で一流の料理人さんや関係者の方々に可愛がっていただき、うちのスッポンを使っていただけることがすごく嬉しいしやりがいに感じています。



日本料理 魚幸さんと


さて、いよいよ5月からはまた大きくうちのスッポンをアップデートしていきます!

夢だった完全養殖や飼料の品質向上など、スッポンたちも株式会社魚沼スッポンも成長していきますので皆様引き続きよろしくお願いします!







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